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アースアンドウォーターの国内初※の取り組み 「節水・節湯」によるカーボンクレジットを発行

目次
アースアンドウォーターとLinkholaによる、事業所の節水を活用したEARTHSTORYボランタリーカーボンクレジット発行

画像引用元:株式会社Linkhola「PR TIMES」
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000068026.html)

株式会社アースアンドウォーターと株式会社Linkholaは、事業所の「節水・節湯」によるボランタリーカーボンクレジットを発行しました。民間事業所を対象とする節水・節湯分野では国内初の取り組みで、発行量は316tCO₂eです。

水を減らすことが、なぜCO₂削減やカーボンクレジットにつながるのでしょうか。本記事では、プロジェクトの仕組みと成果、施設・企業にとっての意義をわかりやすく紹介します。

※2026年4月24日時点、株式会社Linkhola調べ。

国内初民間事業所の節水・節湯分野
316tCO₂e第三者審査を経て発行
8施設ホテル・病院・温浴・福祉施設

節水・節湯による
ボランタリーカーボンクレジットとは

水を使うときには
エネルギーも使われている

水道水は、取水・浄水・送水・下水処理の各段階で電力を消費します。さらに、シャワーや給湯設備では水を温めるためにガスや電気が必要です。そのため、水やお湯の使用量を減らすと、上下水道と給湯に伴うエネルギー消費が減り、CO₂排出量の削減につながります。

削減効果を測定し
「環境価値」として発行

カーボンクレジットは、温室効果ガスの削減・吸収量を一定のルールに沿って数値化し、取引可能な環境価値として認証する仕組みです。今回のプロジェクトでは、節水装置の導入前後のデータを比較し、節水量、上下水道に関わるエネルギー削減、給湯エネルギー削減を定量化しました。

算定結果は妥当性確認と検証の2段階で第三者審査を受け、Linkholaが運営する民間主導の制度「EARTHSTORY」においてクレジットとして発行されています。

  1. 節水装置の導入前後の使用量を比較
  2. 節水・節湯によるエネルギー削減量を算定
  3. CO₂削減量に換算し、第三者が妥当性を確認・検証
  4. EARTHSTORYボランタリークレジットとして発行
節水・節湯によるカーボンクレジット創出の流れ
画像引用元:株式会社Linkhola「PR TIMES」
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000068026.html)

「CO₂排出削減活動証明書」と「カーボンクレジット」の違い

CO₂排出削減活動証明書は、施設の節水による削減実績を見える化する証明です。一方、カーボンクレジットは、定められた方法で算定し、第三者審査を経て発行される取引可能な環境価値です。いずれも環境貢献を数値で示すものですが、目的と扱いが異なります。

国内初プロジェクトの
発行概要

発行日2026年4月23日
プロジェクト名E&Wによる節水/節湯対策プロジェクト
クレジット発行量316tCO₂e
プロジェクト実施場所全国(日本)
発行対象8施設
(対象期間:2023年4月1日~2026年1月31日)
発行基準EARTHSTORY制度
第三者審査EARTHSTORY審査チーム
妥当性確認:2026年2月17日
検証:2026年4月10日

※2026年4月24日時点、株式会社Linkhola調べ。
参照元:株式会社Linkhola「PR TIMES」
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000068026.html)

ホテル・病院など8施設を
まとめて申請

対象となったのは、アースアンドウォーターの節水装置を導入しているホテル4施設、病院2施設、温浴施設1施設、福祉施設1施設の計8施設です。複数法人・複数施設の削減活動をまとめて申請する「プログラム方式」を採用し、個別に申請する場合と比べて審査のコストと時間を圧縮しています。

初回は8施設での発行ですが、この方式は今後、全国の導入施設へ広げやすいモデルといえます。

節水・節湯カーボンクレジットの検証対象となった8施設
今回の検証対象施設
画像引用元:株式会社Linkhola「PR TIMES」

申請から4か月弱で
316tCO₂eを発行

プロジェクト申請日は2025年12月26日、クレジット発行日は2026年4月23日です。申請から発行まで4か月弱で、316tCO₂eの削減価値が認定されました。第三者審査ではCO₂削減効果に加え、地域の水需要の低減や河川環境・生態系保全への貢献なども副次的な効果として確認されています。

EARTHSTORYカーボンクレジット発行証書
カーボンクレジット発行証書
画像引用元:株式会社Linkhola「PR TIMES」

今回のクレジット発行が
企業・施設にもたらす価値

水道光熱費とCO₂を同時に削減

水とお湯の使用量を抑えることで、水道代だけでなく給湯に必要なガス・電気の削減も期待できます。

環境貢献を数値で示せる

削減成果を定量化することで、CSR・ESGの取り組みを社内外へ説明しやすくなります。

日常の施設運営を環境価値へ

再生可能エネルギーや森林だけでなく、日々の節水活動が環境価値につながる新しい選択肢です。

水資源の保全にも貢献

取水量や地域の水需要を抑え、CO₂削減と水不足リスクの緩和を同時に目指せます。

水を多く使う施設にとって
現実的な脱炭素施策に

ホテル・旅館、病院、介護施設、温浴施設などは、日常的に多くの水やお湯を使います。節水・節湯は、設備運用を大きく変えずに取り組みやすく、コスト削減の効果も確認しやすい施策です。

今回の発行によって、これまで「経費削減」と捉えられることが多かった節水が、脱炭素、水資源保全、サステナビリティ活動をつなぐ取り組みとして評価されたといえます。

節水を「コスト削減」から
「環境価値」へ

アースアンドウォーターとLinkholaのプロジェクトは、施設で続けてきた節水・節湯を測定し、第三者審査を経て、316tCO₂eのボランタリーカーボンクレジットとして発行した国内初の事例です。

節水は水道光熱費を抑えるだけでなく、CO₂排出削減と水資源の保全にもつながります。成果を数値化し、環境価値として示せる仕組みが整ったことで、水を多く使う施設にとって、節水はより戦略的なサステナビリティ施策になっていくでしょう。