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節水コマは、蛇口に取り付けるだけで水の使用量を物理的に抑えられるシンプルな節水装置です。水の流れを物理的に制限することで、使いすぎを自動的に防ぎながら、水道代の削減や環境負荷の軽減に貢献します。
本記事では、節水コマの仕組みや節水効果の目安、取り付け方法、公的機関での活用事例、よくあるトラブルと対策までを網羅的に解説します。
節水コマは、水の使用量そのものを物理的に抑えるための蛇口内設置型パーツ。中央に設けられた突起が水の通り道を狭めることで、吐水量を一定以下に抑える仕組みです。
水の流出を機械的に制限するため、意図せず使いすぎていた水を自動的に節約できます。既存の蛇口に低コストで導入できるため、まずは簡易な節水策から試してみたい場合におすすめです。
蛇口の使用頻度・開け方・水圧などの条件によって節水効果は異なりますが、ハンドル半開時の場合、流出量は5~10%抑えられます(※1)。
環境庁が発表した資料によれば、蛇口を90度まで開けた状態で通常のコマが約12L/分の水を流すのに対し、節水コマでは約6L/分に抑えられたという結果に(※1)。長時間使用する水栓では、大きな水道代の削減効果をもたらす可能性があります。
(※1)参照元:環境庁SHIFT【PDF】(https://shift.env.go.jp/files/navi/measure/310212.pdf)
学校の手洗い場やオフィスの洗面所、飲食店の厨房など、節水コマはさまざまな施設の蛇口に取り付けられています。蛇口をひねるだけで余分な水を自動的に抑えてくれるため、利用者は普段と変わらない使い心地のまま自然に節水が可能。水道料金の高騰に悩む施設にとって、有効な解決策のひとつとなります。
さらに効率的に水を節約したい方は、以下の方法もチェックしてみてください。
東京都水道局では、節水コマの取り付けによって蛇口からの水使用量を最大50%削減できる可能性がある(※2)と明記しており、個人宅だけでなく業務用施設でも導入が推奨されています。
また、国土交通省が発行する節水機器に関する資料でも、家庭用水の効率的な使用を促す選択肢として節水コマが紹介されており、「節水型社会」の構築に向けた具体的な手段の一つとして位置づけられています(※3)。
(※2)参照元:東京都水道局(https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/shiyou/jouzu)
(※3)参照元:国土交通省【PDF】(https://www.mlit.go.jp/common/001022365.pdf)
一部の自治体では、節水コマが無償配布・設置支援の対象です。
たとえば、東京都水道局では、13mm単水栓に対応した節水コマを無料配布(※4)しており、一般家庭だけでなく施設でも活用されています。
地域によって支援制度の有無や内容は異なるため、導入を検討する際は、各自治体で最新情報を確認しましょう。
(※4)参照元:東京都水道局(https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/faq/qa-11)
節水コマは蛇口に後付けできるため、比較的簡単に設置できます。特殊な工具は必要なく、モンキーレンチ、ドライバー、シールテープといった一般的な工具で対応可能。取り付けの基本手順は、次の通りです。
DIYに慣れている方であれば、蛇口1つあたり10分前後で完了します。簡単ながらも確実な節水施策として、まずは試してみたいという場合におすすめです。
ただし、節水コマはハンドル式蛇口専用。レバー式やセンサー式の蛇口には取り付けできません。事前に蛇口の仕様を確認しておきましょう。
節水による流量制限の影響に加え、機器の状態や周辺環境の影響で「水の勢いが弱くなった」というトラブルが発生します。
代表的な要因は、以下の3点です。
水道水に含まれるミネラル成分(いわゆる水垢)や配管内の異物が、節水コマの孔を塞ぐことで水の流れが弱くなります。必要に応じてクエン酸などで浸け置き洗浄をしてください。詰まりを防ぐため、半年に一度を目安に取り外して洗浄することをおすすめします。
節水コマが正しく取り付けられていなかったり、内部でズレが生じていたりすると、水流がうまく制御できず、流量が不安定になります。定期的に取り付け状況を点検し、必要に応じて再調整を行いましょう。
蛇口の水量を制御する止水栓や建物全体の元栓が必要以上に絞られていると、水圧そのものが弱くなり、節水コマの影響と重なって使用感が悪化します。バルブを適切に開くことで、過度な水圧低下を回避できます。
蛇口内部に使われているパッキンの経年劣化や、取り付け時の密閉不良が原因で、蛇口からの漏水が発生することも。
パッキン不良による不具合は、部品交換で解消できます。カクダイやSANEI(サンエイ)といった国内メーカーから型番別に対応する交換用パッキンが販売されているため、DIYでも比較的簡単に取り付け可能です。
アースアンドウォーターでは、導入先の施設で「長く、安心して使い続けられる節水」を実現するために、節水性能と使用感のバランス、そして運用後のサポート体制まで一体となった製品・サービスを提供しています。
蛇口用の節水装置「エコアス」は、最大90%※という高い節水性能を備えながらも、水圧や使用感に違和感が出にくい設計を採用。洗面や厨房など使用頻度の高い現場でも、普段通りの作業が行えるよう配慮しています。
また、シャワー設備向けの「エアタス」は、水に空気を取り込む技術により、水圧が低下しやすい環境下でも快適な使用感を維持。節水効果と利用者満足の両立を目指した製品です。
導入後の安定運用を支える体制として、年1回の定期点検をはじめ、装置を一度取り外して超音波洗浄・滅菌処理したうえで交換する「リバースメンテナンス」も実施。節水効果の持続とともに、衛生管理の観点でも安心して利用できる体制が整っています。
※参照元:アースアンドウォーター公式HP(https://e-water.co.jp/products.html)
アースアンドウォーターの
節水システム
省エネ大賞受賞
節水装置「エコタッチ」
アースアンドウォーターの節水システムは、省エネ大賞受賞※3の「エコタッチ」「エコアス」などを使ったレンタル型の節水システムを提供しています。
12穴による段階調整で30〜90%※1の節水が可能で、空気を含ませる構造により快適な使用感を維持。年1回のメンテナンスや修繕サービスも付帯し、専用レポートで効果を「見える化」します。さらに、約1万施設※2に導入されており、レンタルの更新率は98.5%※4とお客様満足度が高い企業です。
(※1)参照元:アースアンドウォーター公式HP
(https://e-water.co.jp/products.html)
(※2)参照元:アースアンドウォーター公式HP(2025年8月時点)
(https://e-water.co.jp/)
(※3)参照元:アースアンドウォーター公式HP
※2008年度省エネ大賞受賞
(https://e-water.co.jp/products.html)
(※4)参照元:アースアンドウォーター公式HP(2025年8月時点)
(https://e-water.co.jp/)