施設ごとの節水対策がわかる|アクアリブート
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節湯水栓とは?仕組みと効果を解説

目次

昨今の電気・ガス料金の高騰により、家計や施設運営において「給湯コスト」の削減は喫緊の課題となっています。家庭で消費されるエネルギーの約4分の1は「給湯」が占めており、ここを抑えることが最も効率的な節約術です。

節湯水栓(せつゆすいせん)は、水とお湯の消費を賢く抑える省エネ型の水栓です。2024年から2026年にかけて継続されている「子育てエコホーム支援事業」などの補助金制度においても、省エネ性能の高い節湯水栓への交換が推奨されており、今まさに導入の追い風が吹いています。

本記事では、節湯水栓の3つの基本機構(A1〜C1)の特徴から、最新の補助金情報、さらには「水栓ごと換えずに節湯効果を得る」最新のアダプター活用術まで、プロの視点で詳しく解説します。

節湯水栓とは?

節湯水栓とは、水だけでなく「お湯」の消費量も減らせるように作られた水栓です。単に水の使用量を減らすだけでなく、給湯にかかるガス代や電気代も同時に削減できるため、水道光熱費全体の効率的な節約手段といえます。家庭でも施設でも、まず検討したい省エネ設備のひとつです。

製品によって仕組みは異なりますが、節湯水栓には大きく分けて3つのタイプがあります。

手元止水機構(節湯A1)

蛇口やシャワーの先端にボタンやセンサーがついており、手元で水を出したり止めたりできる機構です。食器洗いやシャワー中に「必要なときだけ水を使う」ことができるため、出しっぱなしを防げます。

小流量吐水機構(節湯B1)

水の勢いはそのままに、水の量を少しだけ減らす工夫がされている機構です。メーカーによって異なりますが、水に空気を混ぜたり、穴の数を変えたりして節水効果を保ちつつも水圧を下げすぎず、使い心地は変わらないよう設計されています。

水優先吐水機構(節湯C1)

レバーハンドルが正面の位置にある場合は、水だけが出るように設計された水栓です。レバーを左右に動かすことで、初めて湯が混ざるようになっています。無意識に給湯器が作動するのを防げるため、ガスや電気の消費を大幅に抑えられます。

【2026年最新】補助金制度の対象にもなっています

国が推進する省エネリフォーム補助金(子育てエコホーム支援事業など)では、一定の基準を満たす「節湯水栓」の設置に対して補助金が交付される場合があります。リフォーム時に対象製品を選ぶことで、実質的な導入コストを大幅に下げることが可能です。

節湯水栓はどのくらい節水・省エネできる?

手元止水機構(A1)を備えたシャワー用水栓では、1年間でおよそ20%もお湯の使用量削減が可能です(※1)。また、小流量吐水機構(B1)を搭載した水栓でも、用途によって15%程度の削減効果が見込めます(※1)。

異なる節湯機構を組み合わせた場合、浴室では最大32%、台所でも最大24%の削減ができたという試算もあります(※1)。

節湯水栓を導入する3つのメリット

(※1)参照元:日本バルブ協会【PDF】(https://j-valve.or.jp/pdf/suisen/e_setsuyu-a1b1c1_201705.pdf)

節湯水栓はどのように使われている?

たとえば洗面所で手を軽くすすぐときや、キッチンでコップをゆすぐときなど、実際には水だけで十分な場面ではお湯が出ず、水のままで使用できます。「ちょっとした動作で無意識にお湯を使ってしまう」ことを防ぎ、水道代だけでなく、光熱費の節約につながるのがポイントです。

さらに効率的に水を節約したい方は、以下の方法もチェックしてみてください。

節水シャワーヘッドの
導入メリットを見る

節水トイレの
導入メリットを見る

節水用蛇口の
導入メリットを見る

水栓交換が難しい方へ:
「節水アダプター」という選択肢

「節湯のメリットは分かったけれど、水栓ごと交換するのは費用も手間もかかる……」「賃貸物件なので勝手に蛇口を換えられない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが、今ある蛇口の先端に取り付けるだけの「節水・節湯アダプター」です。

節水アダプターは、独自の技術で水の勢いを維持したまま流量を最適化します。これにより、高価な節湯水栓へ交換しなくても、手軽に同等以上のコスト削減効果を得ることが可能です。原状回復も容易なため、賃貸マンションや、まずはコストを抑えて対策を始めたい施設様にも適したソリューションです。

蛇口を換えずに節湯・節水!
節水アダプターの詳細を見る

節湯水栓の取り付け方法

節湯水栓は、設置する場所やもともとの蛇口の種類によって、取り付け方法が変わります。自分で交換できるタイプもありますが、作業に慣れていない方水圧の調整が必要な場合は、専門の業者にお願いしましょう

節湯水栓は「お湯の節約」にも関わるため、給湯器との相性を抑える必要があります。設置前には次のようなポイントを確認しておくと安心です。

節湯水栓のよくあるトラブル

お湯の出が遅い・温度が安定しない

「なかなかお湯が出てこない」「急にぬるくなった」というトラブルの原因としてよくあるのが、水圧や給湯設備との相性です。たとえば、エコキュートなどのタイプはもともと水圧が弱めなので、節湯水栓と組み合わせたときに湯量が足りず、お湯が安定しにくくなることも珍しくありません。

ハンドルの動きが重い・操作に慣れない

節湯水栓は一般的な水栓と少し使い方が違う場合があるため、操作に慣れていないとトラブルのように感じられるケースがあります。たとえば、「水優先吐水機構(C1)」はレバーを正面にして開けても水しか出ません。仕組みを知らないとお湯が出なくなったように見えますが、これは正常な動作です。

節湯水栓に関するよくある質問(FAQ)

Q. 今使っている蛇口が節湯水栓か見分ける方法は?
A. 多くの製品では、水栓の根元付近にメーカーの識別ステッカーが貼られています。水色のシールに「節湯」と書かれていたり、エコハンドルのロゴがあれば節湯タイプです。不明な場合は型番を検索してみましょう。

Q. 賃貸物件でも節湯対策はできますか?
A. 水栓自体の交換は管理会社の許可が必要ですが、蛇口の先端に取り付ける「節水アダプター」であれば、工事不要で退去時の原状回復も簡単なため、賃貸物件でも導入可能です。

トラブルを未然に防ぐ
アースアンドウォーターの
節水機器

節水や節湯の取り組みでは、「つけたあとにどうなるか?」という不安の声も少なくありません。せっかく装置を導入しても、うまく使い続けられなかったり、数年後に効果が落ちてしまったりするケースは多く見られます。

アースアンドウォーターでは、そうした導入後の不安に応えるために「メンテナンスまで含めて支える仕組み」を整えています。

たとえば、装置をレンタルで導入している施設には、装置を一度回収して中を分解・洗浄・滅菌し、清掃済みの装置と交換する「リバースメンテナンス」を無料で提供。他にも、修繕や水量調整などの相談に応じるサポートプランをいくつか用意しており、法人施設の規模や予算に合わせた対応が可能です。

初めて節水・節湯水栓の導入を検討している施設や、過去の節水対策でうまくいかなかったご不安がある場合は、ぜひ一度アースアンドウォーターへご相談ください。