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自動水栓とは?仕組みと効果を解説

目次

自動水栓は、手をかざすだけで水が出る非接触式の水栓です。衛生面への配慮や水の無駄を防ぐ機能から、近年、医療・介護施設や宿泊施設、商業施設などで導入が進んでいます。

本記事では、自動水栓のセンサー構造や節水効果の目安、設置時に必要な配管や電源条件、導入時の注意点、そして起こりやすいトラブルと対処法までを体系的に解説します。

自動水栓とは?

自動水栓は、赤外線センサーや静電容量センサーによって手の動きを感知し、水の吐水・止水を自動で制御します。

赤外線センサーは、発信された光が手や物体に反射して戻ることで対象を検出。一方、静電容量センサーは、近づいた物体の電界変化を感知して作動します。

いずれも、電磁弁と連動して水流を制御しており、対象が検知範囲から離れると自動で止水される構造です。

自動水栓はどのくらい節水できる?

自動水栓は、使用者が手をかざした際に吐水し、感知範囲から手を離すと自動で止水される構造です。手動水栓に比べて、無駄な水の流出を抑制できます。一般社団法人日本バルブ工業会の資料によると、一般的な自動水栓は吐水量が5L/分以下※1に抑えられており、TOTOの製品では約2L/分※2とされる例もあります。

さらに、メーカーによっては1分間連続で吐水が続いた場合に自動停止する機能も。自動水栓は、出しっぱなしの防止に役立ちます。

※参照元1:【PDF】一般社団法人日本バルブ工業会(https://j-valve.or.jp/pdf/suisen/j_teitanso-sessui-kijun_201405.pdf)

※参照元2:TOTO公式HP(https://jp.toto.com/products/faucetgroom/functionaqua/)

自動水栓は
どのように使われている?

学校やオフィスの洗面所では、手洗いのたびに水を止め忘れる心配がなく、流しっぱなしを防げます。飲食店の厨房では調理中に直接レバーを触らずに水を出せるため、衛生管理に効果的。さらに病院や公共施設など人の出入りが多い場所では、不特定多数が同じハンドルを触らずに済むため、感染症対策にも役立ちます。

さらに効率的に水を節約したい方は、以下の方法もチェックしてみてください。

節水シャワーヘッドの
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節水トイレの
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自動水栓の取り付け方法

方法①:既存の蛇口から交換する
取り付け方法(交換工事)

自動水栓を既存の蛇口から交換する方法は、比較的簡易な工事で対応できるケースがほとんど。家庭や小規模施設などでもよく採用されます。ただし、取り付ける製品によっては電源の確保や給水圧力の調整が必要にになるため、事前に条件を確認することが重要です。

たとえば、給水圧力が0.2〜0.3MPa程度であれば安定して動作しますが、水圧が高すぎる場合には減圧弁の取り付けが必要になります。特にAC電源式の自動水栓では、この点の確認が不可欠です。設置箇所にコンセントがない場合には、電源の増設工事も伴います。

方法②:新規に水栓と配管を設けて
取り付ける方法(新規設置工事)

建物や設備に自動水栓を新規で設置する場合は、給排水の配管工事や電源工事を含む本格的な施工が必要です。専門的な工事を要するため、基本的には水道工事の業者や設備工事会社に依頼しましょう。

配管に錆や異物があると機器に悪影響を及ぼす可能性があるため、施工前に必ず洗浄を行ってください。

設置環境においては、直射日光・湿気・凍結・赤外線干渉などの外的要因が誤作動や故障の原因に。センサーの感知範囲や洗面器・シンクとの位置関係、反射角度などを考慮して、誤検知を避ける配置が求められます。

自動水栓のよくあるトラブル

センサー誤作動・
水が出ないケース

自動水栓では、センサーの誤作動や水が出ないといった不具合が発生します。主な原因は、センサー表面の汚れや水垢、鏡面反射による光の乱反射、センサーの設置角度や距離の不適合など

また、電池式の場合は電池切れ、AC電源式ではプラグの抜けや断線が原因となることもあります。さらに、給水圧の不足や止水栓の閉まりすぎ、吐水口やストレーナーの目詰まりも、水の出が悪くなる要因です。

まずは取扱説明書に従って、汚れ除去や電源確認、部品の洗浄など基本的な対処を行うことが推奨されます。

水漏れ・設置位置による不具合

水漏れの原因は、接続ナットの緩みやパッキンの劣化、配管内の異物の詰まりなどです。特に、経年劣化した配管や、誤った取り付けによる過度な負荷が水漏れを引き起こす可能性も。

センサーが誤って感知しやすい位置に設置された場合、吐水の停止が遅れたり、不要な吐水が繰り返されるといった不具合が発生します。

水漏れを防ぐためには、洗面器との反射角やセンサー窓からの距離を適切に設計すること、水回りの清掃・点検を定期的に行うこと、異常が発生した場合は速やかに専門業者へ相談することが大切です。

トラブルを未然に防ぐ
アースアンドウォーターの
節水機器

アースアンドウォーターでは、センサー誤作動や水漏れといった自動水栓のトラブルを未然に防ぐため、製品設計とサポート体制の両面から対応を強化しています。

たとえば、自動水栓シリーズ「エコタッチ」は、使用感を損なわずに水量を9段階で調整できる機構を備えており、現場ごとの水流環境に合わせた運用が可能です。異物混入や詰まりによるトラブルに備えて、分解洗浄後に高圧滅菌処理された装置に交換する「リバースメンテナンス」も提供しています。