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病院や医療施設の節水対策を解説!国内事例・効果も紹介

目次

水道光熱費の高騰、使用量の増加に悩む病院・医療施設では、患者の快適さや衛生環境を保ちながらコスト削減を図ることが課題です。本記事では、トイレ・洗面台・シャワー設備に導入できる節水対策の種類や導入メリット、注意点を事例とあわせてわかりやすく解説しています。

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病院や医療施設で
こんなお悩みの企業に
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病院や医療施設での節水対策には
何があるか

トイレ:後付け装置で簡単に
洗浄水量を最適化できる

医療施設では、患者・来訪者・スタッフによるトイレの使用頻度が非常に高く、それに伴って設備への負担や水道コストも大きくなりがちです。

こうした環境には節水装置が有効で、洗浄力や清潔感をしっかりと保ちながら、不要な水の使用を抑えられます。中でも後付けが可能なタイプは、既存のフラッシュバルブ式にも対応できるため、改修工事を行わずに稼働中の施設でもスムーズに導入できます。

現場に大きな負担をかけず、日常の使用時にも違和感なく馴染み、利用者の快適性を損なうこともありません。さらに、清掃作業や衛生管理にも影響せずに運用できるため、施設全体の水使用管理が効率化され、コスト面でも継続的な効果が見込めます。

シャワー:空気混合や制御機構で
快適性を保ったまま節水できる

病院や医療施設では、患者様への入浴介助や洗浄ケアが日常的に行われており、シャワー設備の使用頻度は非常に高い傾向にあります。そこで求められるのが、快適な使用感を保ちながら水とエネルギーを効率よく使える設備です。

節水機能を備えたシャワーヘッドは、吐水時に空気を混ぜることで体感水量を維持しつつ、実際の水使用量を大幅に抑制できます。湯量そのものが減り、給湯にかかる光熱費も同時に削減されます。

さらに、水圧が不安定な施設でも快適に使用できる設計となっており、高齢者や身体の不自由な方にも負担をかけません。結果として、患者満足度を損なうことなく、医療施設全体のランニングコストを着実に抑えることができます。

洗面台:水量調整機能で日常的な
手洗いも無理なく節水できる

医療現場では、感染症対策の観点からスタッフや患者による手洗いの回数が非常に多く、洗面台の使用頻度も他業種に比べて格段に高くなります。節水装置を洗面台の蛇口に導入すれば、手洗いに必要な水流をしっかり確保しながらも、不要な水の使用を抑えることが可能です。

流量(蛇口から出る水の量)は複数段階で調整可能な設計となっており、診療科や用途に応じて適切な水量へカスタマイズできます。

さらに、多くの蛇口タイプに後付けで対応でき、取付けや再調整も簡単に行えるため、医療従事者の業務を妨げずに導入・運用が可能です。結果として、施設全体の水使用量が自然に抑制され、衛生品質を維持したまま経費削減が実現できます。

病院や医療施設で
節水するメリット

節水によって経費を
削減できる

病院や医療施設では、透析、手術器具の洗浄、厨房、リネン洗濯など、日常的に大量の水を使用します。そのため、水道料金は電気料金に次いで高いランニングコストの一つとされており、節水は直接的な経費削減につながります。

たとえば、ある医療施設で節水設備を導入した事例では、年間で32.5%の節水率を実現し、2,990,043円のコスト削減が可能になりました。この削減効果は単に水道料金の減少にとどまらず、下水処理費や湯沸かしに使うエネルギーの削減にも寄与し、複合的にコストを抑制しています。

このように、診療業務に支障を与えることなく、継続的なコスト最適化が実現できるため、節水対策は経営面でも非常に有効な取り組みといえるでしょう。

※参照元:アースアンドウォーター公式HP
(https://e-water.co.jp/voice.html)

非接触型・節水型設備で
衛生管理を強化できる

節水は経費削減に加え、衛生管理の強化にもつながります。医療施設ではとくに、「水まわりの清潔保持」が感染対策上、非常に重要です。

従来型の手動水栓は、多くの人が触れることで接触感染の媒介リスクを高めますが、非接触型水栓に切り替えることで、手指の再汚染リスクを大幅に低減できます。さらに、節水型トイレや洗面器具では、少ない水量でもしっかりと洗浄できる構造になっており、菌や汚れの残留を抑制。これにより、黒ずみや尿石の発生が抑えられ、清掃の頻度や手間も軽減されます。

一方で、タンクへのペットボトル投入など、自分でできるような安易な節水方法は、かえって悪臭や配管の詰まりを引き起こす恐れがあり、推奨できません。衛生性と節水効果の両立を目指すためには、正しい節水設備を選定・導入することが不可欠です。

節水の取り組みで環境配慮と
信頼性を高められる

医療施設における節水は、環境への配慮だけでなく、ESG(環境・社会・ガバナンス)やSDGs(持続可能な開発目標)への対応としても注目される取り組みです。水使用の最適化は「環境負荷の低減」を示す具体的なアクションであり、病院の社会的信頼や経営価値の向上にも寄与します。

たとえば、ある病院では節水設備の導入により、年間55.63トンのCO₂排出削減を実現。節水により給湯や排水処理に必要な電気やガスの使用も抑えられ、結果として温室効果ガスの排出削減にもつながります。

こうした成果をホームページやCSRレポートで発信することで、地域や行政からの信頼を高められるほか、環境配慮の姿勢が評価され、グリーンローンや補助金の取得にもつながります。

病院や医療施設で節水対策を
進めるうえでの課題と対処法

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【課題①】節水によって快適性や
衛生環境が損なわれるおそれがある

医療機関において、患者の快適性や衛生環境の維持は重要な課題です。節水によってシャワーの水圧が下がったり、洗浄が不十分になったりすると、入浴介助のしづらさや感染症リスクの増加といった深刻な影響が懸念されます。「節水=衛生面の妥協」という印象を持たれやすいのは、病院という性質上、避けられない不安です。

【対処法】使用感が変わらない
節水システムを選ぶ

こうした不安には、水圧が変わらない構造を備えた節水型シャワーヘッドや、十分な洗浄力を保つ自動制御付きの節水水栓を導入しましょう。実際に医療現場での使用実績がある設備を選ぶことで、快適性や衛生環境を損なわずに節水を実現できます。

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【課題②】初期費用がかかりそうで
予算の確保が難しい

節水対策の導入にあたっては、設備費や施工費がかかるうえ、社内の稟議も必要になるため、効果が見えない状態で多額の投資はしづらいと感じる医療施設も少なくありません。

【対処法】導入ハードルが低い
レンタル型の製品を導入してみる

このような不安に対しては、導入前に削減効果のシミュレーションを提示するサービスを活用することで、水道料金の削減見込みを数値で把握でき、社内説明の材料として有効です。

また、月額制やレンタル契約といった柔軟な導入プランを利用すれば、初期費用を抑えつつ効果を検証することが可能。「まずは試してみて、確かな効果を実感してから本格導入する」という段階的な進め方ができるため、導入ハードルを大きく下げることができます。

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【課題③】現場の業務を止めずに
工事ができるのか不安

医療現場は24時間体制で稼働しているため、「工事の時間帯や場所はどうなるのか」「診療の導線をふさがないか」「万一断水が起きたらどうするのか」といった不安が、節水対策の検討をためらう要因になることがあります。

【対処法】大がかりな工事が
不要か予め確認しておく

こうした懸念には、事前に現場の状況に応じた対応が可能かを確認することが有効です。たとえば、使用頻度の低い時間帯やエリアでの施工、夜間や休日の作業対応が可能かどうかなど、あらかじめ相談しておくことで不安を軽減できます。

ほかにも、医療施設での施工実績や、業務を止めずに対応した事例があるかどうかを確認しておくと、導入後のイメージが具体化し、安心して検討を進めやすくなるでしょう。「現場への影響を抑えられるか」という視点を持って情報を集めることが、スムーズな導入につながります。

病院には1カ所数分で設置が完了の
「アースアンドウォーター」の
節水システムがおすすめ

アースアンドウォーターの節水システムは、医療施設に欠かせない「現場の稼働を止めずに導入できる」点で高く評価されています。施工は1カ所あたり数分で完了し、診療やケアに支障を与えません。

また、節水による快適性の変化はほとんどなく、病院や医療施設の導入実績6,054件のうち98.8%が満足と回答。水圧や衛生面を損なわずに節水を実現できる点でも信頼を集め、病院や医療施設に選ばれ続けています。

また、アースアンドウォーターの節水システムは業界では珍しいレンタル型のため、初期導入の負担が少なく、導入しやすい点も高い満足度につながっています。。

※アースアンドウォーターによるお客様満足度調査アンケート(調査範囲は計63,562施設/調査時期2018年6月~2025年5月)

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アースアンドウォーターの
病院や医療施設の節水事例

導入施設で平均27.9%の節水を実現しつつ、水圧や衛生環境を損なわない設計で、患者様やスタッフの快適性を守るアースアンドウォーターの節水システム。ここでは、病院や医療施設での導入事例をご紹介します。

※以下の5つの事例をもとに節水率の平均を算出

節水率【32.5%】削減に成功

節水率 32.5%
削減金額 2,990,043円/1年間
節水によるCO₂削減量 55.63tonCO₂/1年間
この病院の担当者よりコメント✐

節水システムを導入して10年経ちましたが継続的に節水できています。 以前は他の業者で節水コマを導入していましたが、そこは導入したらそれで終わりアフターメンテナンスが無かったため数年で目詰まりして水量が減り苦情が多くありました。今はメンテナンス契約をしているため定期的な清掃と水量の確認をして頂いているため安定しています。

※引用元:アースアンドウォーター公式HP
(https://e-water.co.jp/voice.html)

節水率【29.5%】削減に成功

節水率 29.5%
削減金額 3,984,166円 /1年間
この病院の事務長よりコメント✐

病院に下水道の接続工事を計画していたため、今後水道経費の増加を予想していました。また、省エネ対策として院内の設備改修も検討している中で、愛知県医療法人協会の賛助会員企業に節水管理会社がいる事を会報によって知り、節水調査を依頼しました。

決め手は費用対効果が望める事のほか節水効果の定期報告やCO2排出削減証明書の発行、定期メンテナンスの実施、水廻りの修繕などのサービスが充実している事も判断材料になりました。

当院では感染対策として手洗い蛇口の自動水栓化も検討していたため工事を行っていただきました。アースアンドウォーターさんの節水には様々な付加価値がある中で、企業として取り組まれている『節水ASUWO社会貢献プロジェクト』についても非常にポテンシャルが高く支持しております。

※引用元:アースアンドウォーター公式HP
(https://e-water.co.jp/voice.html)

節水率【27.2%】削減に成功

節水率 27.2%
削減金額 1,523,376円/1年間
節水によるCO₂削減量 2.03tonCO₂/1年間
この病院の担当者よりコメント✐

節水システム導入後7年目となりますが、毎年安定した節水の効果が継続されております。経費削減に非常に役立つ取り組みとなりました。また、導入後のアフターフォローとして定期的なメンテナンスの実施をしてくださっているので、問題は出ておりません。節水によってCO2の削減に繋がり、環境にもいい取り組みとして今後も続けていきたいと考えております。

※引用元:アースアンドウォーター公式HP
(https://e-water.co.jp/voice.html)

節水率【26.3%】削減に成功

節水率 26.3%
削減金額 3,354,352 円/6ヶ月間
この病院の担当者よりコメント✐

以前導入していた他社の節水器具が使用感、節水効果に問題があり、何社か改善提案を頂いたのですが、信頼できる物はなくお断りしていました。 E&W(アースアンドウォーター)営業担当者が、飛び込みで来院し半信半疑で話を聞いていましたが、特に使用感の不満を解消する製品だとわかり一定期間試験的に取付てみたところ好評だったことから導入を決めました。導入後は、毎月の上下水道料のお知らせが来るのが楽しみです。

※引用元:アースアンドウォーター公式HP
(https://e-water.co.jp/voice.html)

節水率【23.8%】削減に成功

節水率 23.8%
削減金額 2,547,398円/1年間
節水によるCO₂削減量 5.70tonCO₂/1年間
この病院の担当者よりコメント✐

2018年4月に節水システムを導入し毎年安定した節水効果が継続されております。また、導入後のアフターフォローとしてメンテナンスの実施をして頂けていますので安心して利用出来ています。節水によってCO₂の削減にも繋がり、環境にも良い取組みとして今後も続けていきたいと考えております。

※引用元:アースアンドウォーター公式HP
(https://e-water.co.jp/voice.html)

このほかにも、アースアンドウォーターの公式HPでは導入施設で実際にどの程度の節水効果が得られたのかを公開しています。宿泊施設や病院など、施設の種類ごとに節水率や削減金額を確認できるため、ぜひ参考にしてみてください。

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